【そろばん指導】わり算はひらめき！

堺市北区のそろばん塾・広原珠算書道塾です！

 

そろばん学習の基本3種目かけ算・わり算・見取算のうち、上級者になるほどわり算で点数が稼ぎやすくなります。
答の桁数がかけ算・見取算に比べて少ないので筆記にかかる時間が少なくて済むのと、割り切れる問題では最後まで計算しなくてもひらめきで答えがわかるようになるからです。

 

この『ひらめきでわかるようになる』域に達するまでがネックで、逆に初級・中級者はわり算の点数が伸びないケースが多いです。

 

例えば264,768÷37,824という計算の場合、両辺の最初の数字を見て26÷3を考えます。
普通に考えると26÷3＝8あまり2なので8を立商するのですが、8だと次の24から8×7＝56が引けません。

この場合『還元』と言ってかけ戻しをする計算方法もあるのですが、将来的に計算スピードを上げるためには好ましくないので、当教室では還元の指導はしていません。

わり算が苦手な生徒は引けなくなった時点でパニックになるのですが、上級者になると上記問題を見た瞬間に答『7』がひらめくようになります。

このひらめきを習得するために、このような問題を作りました。

 

答はすべて1桁ですが、最初の立商では引けずに還元を必要とする問題ばかりです。

3級の練習でわり算の成績がなかなか伸びない生徒にこれをやってもらって、最初はプリント1枚に5分以上かかっていたのが、練習を重ねるうちに2分台でできるようになるまでになり、3級のわり算成績も飛躍的に伸びました。

一定の効果は出ているようです。